VR持ってえんやこら
2019年10月05日
もう一週間経ってしまいましたが、シルバーウッド様からVRGearを10台お借りして、島根県各所で認知症VR体験のファシリテーターをやってきました!
松江市・出雲市・大田市・浜田市と、ご依頼をいただいたところを中心に、合計160名の方に体験いただきました!
職種もたくさん!
銀行員の方や警察の方、お医者さんからリハビリ職さん、行政さんから一般の方までたくさん受けていただきました!
月~土で160名・・・つまり16回開催・・・本社の人かよ!ってくらい開催したので、さすがに疲れました笑
何に疲れたって、主に移動(笑)
横に長い島根県ですが、これほど地形を恨んだこともなかったと思います笑
私はシルバーウッドのファシリテーターの方々と比べれば当然の如く喋りが苦手&下手なのですが、それでも
「認知症に対する考え方が変わった」
「認知症を誤解していた」
「昔親の介護をしていたがもっと早く体験したかった。そしたら優しくなれたかも知れない」
等、様々な意見をいただきました。素直に嬉しいです。
喋りが下手なのに、この効果・・・やっぱシルバーウッドのVRはすげぇです。
人生最初で最後の囲み取材を受けたのですが、
後ろにリアル警官の方がいらっしゃるので、
画的にはどう考えてもやらかした謝罪会見でした。
私は認知症の人達が普通に暮らせる社会が出来たら良いと思っているので老若男女色んな人に認知症に関する正しい知識を持ってほしい。そして自分だったらどうするか考えてほしい。
そのための手段として機材をお借りしています。
この話をすると「偽善者かよ」って言われる方がたまにおられますが、とんでもない!!
偽善よりひどいです!!笑
だって自分や家族が認知症になった時に困らないようにと思ってやってるだけなので笑
認知症予防が出来ない以上、誰でもいつかは認知症になるかも知れない可能性があります。
その時に
「迷子になるかも知れないから1人で出ないでって言われる」
「認知症だからって社会から隠される」
「財布なくしたり変な物買ったりするかも知れないから好きなもの好きな時に買えない」
etc...
私だったら嫌ですから。生活じゃないよそんなの。私なら耐えられません笑
だからこそえるだーではじーちゃんばーちゃんにそれをしません。余計介護大変になるし。
※やんごとなき事情がある場合はまた別の話
けど、例えば『認知症は病気ではありません』って根本的なこと説明しても『は?』って顔する介護職のまぁ多いこと。
一番認知症に関する正しい知識持ってなきゃいけない人達がこれだったら、そりゃ出雲市も宣言してる「認知症の人にも優しい社会」なんか絶対出来ませんわ。
だからこそ世の中のたくさんの人達が
「よっしゃ!自分も認知症になるかも知れねぇからな、今の内に社会変えとくかな!てへっ♡」
って考えてくれたらこの国は変わると思うんだけどなぁ・・・。
道は険しいですが、尽力せねばですね。