再びつながるという事
2020年12月15日
去年から関わらせてもらってる、囲碁が好きなUじーちゃん。
なかなか生活実態やこれまでの地域との関わりが見えてこなかったのだけど、民生委員さんと協力して色々過去のつながりなんかを探しました。
んで、見つかりました!!!
以前は月一回やってる囲碁教室(対戦形式)に行ってた!
主催してる方にお伺いしたら、『もちろん覚えてますよ。すごく強かったんだけど、最近来られないからどうしてるかと思ってたんですよ』って覚えてくださってた。
じーちゃん、地域とのつながり切れてなかったよ!(^^)/(このままえるだーだけでケアしてたら本当に切れるところでした(´;ω;`))
認知症の症状が出始めてからは、もう3年くらい行ってなかったみたいです。
普段5秒くらいしか記憶の保持が出来ないんですが、えるだーで囲碁打ってる時は、職員にやり方教えてくれるし、ルールも完璧に覚えてた。
囲碁って、局面忘れる事がないので良いですよね(だって目の前の盤上にこれまでの全部見えてるから)
『これは、、、いけるぞ!!』って事で一緒に行ってきました☆
事前に教室の皆さんには、予めじーちゃんの症状や認知症の事をお話して理解を得てたので、じーちゃんは久々の強い相手との対局にすごく楽しそうに打ってました(皆さんの顔は忘れてたけど、【囲碁でそんなの気にしなくて良いよ】って皆さん言ってくれて嬉しかったです☆)。
地域の方に認知症の普及も出来るし、本人も社会参加出来て楽しいし、こういうの本当に一石二鳥なんですよね。
認知症になったからもう囲碁教室に行けなくなった。将棋、音楽、ジム、三味線、大正琴・・・どの趣味にも言える事です。
なりたくてなった訳じゃないのに、まだ出来るのに諦めらんきゃいけないなんて、そんなの悲しすぎるじゃないですか。
きっとじーちゃんだって本当はずっと行きたかったんだと思います。だけど認知症になってしまった自分と、教室に迷惑をかけるかも知れない、人の顔覚えられないっていう負い目を感じたからこそ行くのを諦めたんだと思います。
もう諦める必要なんてないよじーちゃん。
これからもたくさん打とう!残念ながら、じーちゃん強すぎて、俺達では全然相手にならんから!笑
『認知症になっても続けていける環境』を整えて、地域をデザインすることだってえるだーの役目です。ソーシャルワーク。